ホームページを制作する際に必ず作っておきたいものが「ワイヤーフレーム」です。
ワイヤーフレーム とはホームページのレイアウトの配置などを決める設計図のことです。
ホームページ制作では、このワイヤーフレームを初期の設計段階でしっかりと作っておくことが大切です。
今回は、そんなワイヤーフレームの役割や重要性などをご紹介します。
ワイヤーフレームとは
軽く前述しましたが、ワイヤーフレームとは、ワイヤー「線、骨」、フレームは「枠組み」という意味でその言葉どおり、ホームページの完成イメージを簡単な線と枠で表現する「設計図」のことです。
簡易的なものですがこのように、実際のデザインではなく、ただ要素をシンプルに並べたものがワイヤーフレームです。
基本的にワイヤーフレームには細かなデザイン的な要素は含まず、家でたとえると「骨組み」のような状態です。
webサイト上のレイアウトや導線について確認し、全体的なイメージと方向性を決めていく用途に使います。
ワイヤーフレームの重要性
■完成イメージの共有
ホームページ制作では、通常クライアント様や制作者など複数の人が関わる事が多く、それぞれに完成イメージの情報共有をする為にもワイヤーフレームは重要です。
クライアント様が考えている完成イメージと、制作者が考えている完成イメージに差異がると、デザインを確認する段階で多くの修正が必要になってしまいます。
時間をかけたデザインを完成させたタイミングで大きな修正が入ってしまうと、これまでかけた時間が無駄になってしまい、大幅に作業効率が下がってしまいます。
さらに修正にも時間がかかってしまいます。
ワイヤーフレームは、細かいデザインを作成するよりも少ない時間で作成することができるため、デザインの方向性、要素のレイアウトなどを時間をかけずに何度も練り直すことでき、情報共有がスムーズに進みます。
そして、何度も情報共有ができるため、より洗練されたデザインとなります。
■デザインの問題点や見落としなどを発見する
ワイヤーフレームは完成イメージを「見える化」することができるため、頭の中でデザインを構成するよりも、実際に下書きとして書き起こすことで、情報の不足がないか、機能の整合性がとれているかといったことが視覚的に確認することができます。
完成イメージの構成が頭の中でできていたとしても、デザイン作成後に
「必要な項目が足りてなかった」
「この機能、ここのページにあると使いにくい」
といった事態が起こりかねません。
デザイン後に修正を必要としないためにも、ワイヤーフレームでの視覚的な情報整理は大切です。
情報の不足があっても、すぐに修正することが可能なため、作業効率アップにも繋がります。
■ページのボリュームを確認できる
ホームページ制作時には最初にサイトマップという、トップページを頂点として、各ページがどのような繋がりを持っているのかをツリー状に表したものを作成します。
ですが、これだけでは実際に形にした際のボリューム感が分かりません。
例えば、会社概要ページを作成する際に必要なコンテンツとして、
・代表あいさつ
・企業理念
・会社概要
・沿革
といったものが必要になると考えられます。
サイトマップだけでは、代表挨拶の文章量や、沿革のボリュームが分からないため、想像以上にページ長くなってしまうことがあります。
そんな場合に、いきなりデザインから入ってしまうと、時間をかけて完成したタイミングで「ページが長すぎて見づらいし疲れるから、企業理念と代表挨拶は別ページにしたい」といったことになることがあります。
そうなるとまたデザインの練り直しとなってしまい、修正作業などで余計なコストが発生してしまいます。
ワイヤーフレームがあれば、視覚的にページのボリュームにあたりをつけることができるため、適切なページ数やレイアウトを確認することができます。
おわりに
ホームページ制作を行う上で重要なことは、ユーザー視点での機能性・操作性・視認性がきちんと考えられているかどうかだと考えます。
もちろんデザインも重要な要素の1つなのですが、どんなに優れたデザインだとしても機能性・操作性・視認性が良くなければユーザーはページから離脱してしまいます。
サイトの目的やゴール、ユーザーの求めるものからズレていないか、ユーザーを適切に誘導できているか、ということを常に考えデザインに落とし込むことが重要なのです。
弊社スクリューアドベントのホームページ制作では、デザイン性の高いホームページはもちろん、機能性・操作性・視認性がしっかりと考えられた、SEOに強いホームページ制作を得意としております。
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