こんにちは、株式会社スクリューアドベントの田中です。
皆様は、こんな記事タイトルを見たことあるのではないでしょうか。
「2021年版!!○○ランキング!!」
2021年版と入っているだけで、最新の情報だと、一目で確認できます。
ですが、実はこれを多用しすぎるのは要注意だということはご存知だったでしょうか。
今回は、そんなブログ記事のタイトルやアイキャッチに数字を入れた方が良い例と、入れない方が良い例について詳しく解説します。
◆タイトル、アイキャッチの効果について
そもそもタイトルやアイキャッチには、どんな効果があるのでしょうか。
タイトルには、簡潔に意味を伝える効果があります。
アイキャッチには画像、イラスト、写真、ロゴ、文字などを用いて、見る人の注意をひきつけるといった効果があります。
いずれも人の注目を集め、クリックや申し込みといった何らかのアクションを起こさせるという目的があります。
つまり、タイトルやアイキャッチは記事をクリックする前に情報を得て、その記事を閲覧するか否かの判断材料になるので、とても重要なのです。
◆数字を入れたらどうなる?
タイトルやアイキャッチの重要性をお伝えしましたが、さらにそこに数字を入れることで、より具体的に感じられ説得力が増します。例として「北九州のディナー」これに数字を加えると「北九州のディナー10選」となります。
記事の情報量を想像することができるため、検索ユーザーが常に抱えている記事を読むまでにたちふさがる、
「知りたいことがすぐしれるのか」「記事は長すぎないか」
などの心理的障壁を取り除いてくれるため、クリックへと導きやすくなります。
ですが、何でも数字を入れればよいというものではありません。
◆数字を入れない方が良い理由
・記事の鮮度が落ちる
「2021年最新・通販の売れ筋商品ベスト10」
一見よく目にするようなタイトルですが何が悪いのでしょうか?
この記事は最新の情報が載っていますよと伝えるために使う手法です。
当たり前ですが、公開してしまうと記事自体の時間が経過してしまいます。
ニュースなどトレンド性が高いものに関しては鮮度が大切になるので命と言えます。
例として、7月に流行っていた食べ物があったとして12月にその記事を閲覧する人がいた場合、クリックした人の求めているものとは全く違うものが出てきます。
また、年度が変わってしまった場合、読者からは完全に「古い記事」として扱われることになります。
いつでも読めるものでも、年度などをつけてしまった場合に読まれなくなってしまう可能性が非常に高くなります。
・タイトルの文字数を圧迫する
ブログを閲覧する際、使用しているアプリごとに文字数制限がそれぞれ設けられています。
3社を例に挙げさせていただくと、「Google 約30文字」「Twitter 約40文字」「Facebook 約50文字」それぞれ制限があります。
これを踏まえたうえで数字を入れた場合の一例を紹介します。
「2021年最新版おすすめ化粧品」
「○○年最新版」
このような文言をタイトルの初めに入れてしまうと長めのタイトルの場合、年月日に押されて本当に伝えたいタイトルが途切れてしまったり弱くなるといった点があります。
◆数字を入れた方が良い理由
・数字を入れた方が具体性がでる
自身で置き換えてみてください。客観的な数字を提示されると、その内容が何か根拠に基づいたものなのではないかと感じると思います。
例として「今月はたぶんお金を多く使う月です」・「今月はお金を1万円多く使う月です」というものだと後者のほうが金額の詳細が具体的になります。
読者の方にイメージを鮮明にしてもらうためにタイトルに数字を使う。数字を使うことで本文まで進もうという確率は上がってきます。
・数字はゴールを明確にする
「ダイエットを成功させた5つの理由」や「1日10分だけで痩せる方法」など、具体的な数字を見せらることで「ゴールが見える」ようになります。
ゴールが見えるだけで、閲覧率が大きく上がります。
「ダイエットを成功させた理由がこれ」と「ダイエットを成功させた5つの理由」
「毎日頑張るだけで痩せる方法」と「1日10分だけで痩せる方法」
いずれも後者の方が数字の記載があり、読みたいと思うのではないでしょうか。
後者の記事のほうがゴールが明確化されており、読む敷居を下げることができるのです。
読む敷居を下げることで、クリックへと導きやすくなります。
◆おわりに
今回は、ブログ記事のタイトルやアイキャッチに数字を入れた方がいい例と、入れない方がいい例について解説をしました。
どんな場合でもですが、時と場合によって使い分けをしていくことが大切になります。
良い例として、
「おすすめバトル漫画」・「おすすめバトル漫画15選」であれば、後者のタイトルのほうが「15選も紹介してくれるんだ」、と思わせることができるためクリックへと誘導することができます。
また、
「月数万円のエステサロン」・「月3万円のエステサロン」であれば使用する金額をより詳しく知ることのできる具体性が高い後者のほうをクリックしたくなります。
反対に悪い例を挙げると、
「忙しいときに使いたいデリバリー20選」というタイトルをつけてしまうと、忙しいときに使いたいのに20選も見ている時間がない、といったことになり逆に閲覧率を下げてしまいかねません。
どんな状況においても、使用していくものは本当に必要か?必要ないのか?を一度考えてから行動をしてみることが大切なのです。